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オキナワでの年越し

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ボリビアにもオキナワが存在する。

第二次世界大戦後、荒廃した沖縄から新天地を求めて1954年、第一次入植者が始まった。
現在では、サンタクルスの北東約40~90kmの地点に3つの部落に分かれてボリビア人と日系人が共存している。


年末年始、このコロニアオキナワを訪問した。
ボリビア第二の都市サンタクルスから、車で1時間半。オキナワ第一移住地は街道沿いに商店の並ぶ小さな村落だ。

オキナワといっても、日系人の数はボリビア人の一割にも満たない。
年末ということもあり、街道沿いを歩いてもほとんど日本人を見かけなかった。時折見かける日系人も年始の準備でばたばたと忙しくしている。年末を日本人と話して過ごすという計画は、脆くも崩れ去った。

偶然出会ったJICA隊員の話によると、
年が明ける深夜12時頃になると若い日系人が集まって花火を打ち上げるそうだ。

12時前にオキナワの中心、プラサに行くと、ボリビアの青年たちが爆竹で遊んでいた。
花火と違って、この手の爆竹は強烈な音と光を発するので、かなり怖い。

遅れて到着した日系人たちは、これでもかという程に用意した打ち上げ花火に火をつける。
爆竹やファイヤーワークスとは違う日本の花火を、新しい年の初めに眺めるのは新鮮だった。
ボリビアではクリスマスは家族と、新年は友人と過ごすと言われるが、この時も花火の打ち上げに集まったのは若者ばかりだった。

DSC_1342.jpg
月が明るく綺麗な新年の夜


翌朝、日系の方々の新年会にお邪魔した。
以前は数十軒訪ねていた親戚回りに代えて、新年会を開くことで済ませてしまおうという狙いがあるらしい。会に遅れて来た者は全員に挨拶回りをするのがボリビアの文化であり、いつまで経っても新年の挨拶が終わらない。

三線の演奏やフォルクローレの踊りがプログラムに組み込まれていたり、
料理の豚肉も沖縄風とボリビアの味付けがあったりと、二つの文化が入り混じっている。

ボリビアオキナワ県人会の宮城さんによると、
「ペルーやブラジル、アルゼンチンといった先輩入植地と比べると、オキナワはまだ60年ばかりで歴史も浅い。だからこそ、沖縄の文化が未だに色濃く残っており、沖縄とボリビアの文化が混ざり独特の社会を形成している。」

ボリビアで生まれ育ってはいるが、ルーツは沖縄にある。そのことを意識した上で、どちらの文化も大切にすればこそボリビアの中のオキナワに価値が見えてくる。彼らを見ていると本当の異文化理解というのは自分自身を知ることで初めて為されるのではないかと考えさせられる。


DSC_1396.jpg
三線愛好会による演奏

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Author:TAI
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でも、たいていはナマケモノ。
カメラを通じて社会問題を捉えたい!

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